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- 「耐震性能編」新産住拓の住宅性能についてPart2
皆さんこんにちは!
TKU八代住宅展示場の板崎太樹です!
前回のブログで、年男だとお伝えしましたが、その恩恵を受けたのか中耳炎になってしまいました。
なかなか面白い年になりそうです!
さて、今回は「新産住拓の住宅性能シリーズ」第2弾です!
今回は、「耐震性能」についてです!
地震大国といわれる日本でお住まいを検討する上で、かなり重要な項目ではないでしょうか!
熊本県では、2016年に熊本地震が起きました。
そのため、熊本で住宅を建てる方の多くが、耐震性能を重視されています。
今回のブログでは、
- どんな建物が地震に強いのか
- その理由は何か
という点についても、お伝えさせていただきます!
まず、耐震性能について1番わかりやすい基準として「耐震等級」があります。
耐震等級は、等級1~3の3段階に分かれており、数字が大きくなるにつれて耐震性能が高いことを表しています。
ちなみに、耐震等級1とは建築基準法で定められている最低ラインです。
この基準を満たさないと、そもそも住宅を建築することができません。
その上に等級2があります。
これは、等級1の1.25倍の強さがあり、学校や病院などの建物と同じレベルだと言われています。
また、長期優良住宅の認定に必要な基準ともなっており、等級2を満たしていれば耐震に関して大丈夫だと言われる住宅会社さんもあります。
さらにその上に、最高等級の3があります。
これは、等級1の1.5倍の耐震性能があると言われており、警察署や消防署など、防災の拠点になる建物に求められるレベルです。

熊本地震の際、益城町中心部で行われた調査では、耐震等級3を取得した木造住宅は、無被害、または軽微な被害に収まったことがわかっています!
新産住拓では、この耐震等級3を全棟標準としており、地震に対して強い住まいをつくっています!
しかし、私たちは、「耐震等級3に加え、さらに強度を高めて安全な住まいをつくること」を実施しています。
“プラスα”のこだわりは次の3つです。
1つ目は、【柱の太さ】です!
大黒柱に関しては、7寸~8寸(約21cm~24cm)のものを採用しています。
1Fから2Fまで続く柱(通し柱)についても、一般的には4寸角(約12cm)なのですが、新産住拓では5寸角15センチのものを使用しており、骨組みを太くすることで、強度を高めています!

2つ目は、【柱の接合部】にも力を入れているということです!
「ほぞ」と呼ばれる柱の接合部を長くしています!
熊本地震のような直下型の地震(下から突き上げるように衝撃が来る)の場合、ほぞが短いと、衝撃で抜けてしまい、戻る場所を失ってしまうという現象が起きやすいです。
そうすると、2階建ての建物が平屋のような形でつぶれてしまいます。
それを防ぐために、一般的なほぞが約6センチなのに対して、新産住拓では約9cm~12cmと1.5倍以上のものを使用しています。
さらに2階建ての場合、その上からコミ栓と呼ばれる栓を差し込むことでより抜けない構造を実現しています!
※コミ栓は2階建ての主要構造部に使用しています。

3つ目は【直下率】です!
皆さんは、直下率という言葉を聞いたことはありますか?
あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、2Fの柱や壁が1Fの柱や壁と同じ位置にある割合を指します!
この直下率が高い家ほど揺れに強く、倒壊の危険性が少なくなります。
そして、直下率が50%を切ると急激に被害の割合が増えると言われています。
実は、この直下率という言葉は熊本地震からより注目されるようになり、現在でも重要視されています。
新産住拓では、熊本地震以前からこの直下率に注目し、強い構造を作り出してきました!

これらのこだわりから、これまでに新産住拓でご建築頂いたお住まいの、熊本地震の揺れによる倒壊はありませんでした!
被害の多かった益城町内にも100棟以上のお住まいがありましたが、軽微な被害で済んだという実績があります!
▼新産住拓の耐震へのこだわりについては、こちらもご覧ください
https://sumai.shinsan.com/concept/method.html
ここまで言葉と画像を使ってご説明させていただきましたが、新産住拓ではこれらの取り組みを実際にご覧いただける「構造館」という建物があります。
建てた後では見ることのできない家の断面図や屋根の暴風対策なども見ることができますので、お住まいづくりをご検討中の方は、ぜひ一度ご見学ください!
次回は、木造住宅の天敵「シロアリ対策」ついてお伝えします!
必見です!
TKU八代住宅展示場 板崎 太樹