スタッフブログ
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2021.4.22
耐震等級3+αが標準仕様?パート3
こんにちは。KKT合志総合住宅展示場の畑崎です。 前回に引き続き、新産住拓の標準仕様、『耐震等級3+α』についてご説明させていただきます。いまの時代「耐震等級3」は当たり前の時代になっておりますが、新産住拓での取り組み『耐震等級3+α』とは?!今回はその第3弾になります。 耐震等級3+αの中身は5つのメインの項目に分かれており、今回は3つ目の『独自の設計基準』についてご説明させていただきます。 『独自の設計基準』とは?皆さん、直下率という言葉はご存知でしょうか?お聞きになる機会は少ないかと思います。 直下率とは1階と2階との上下階の「柱」、「壁」が揃っている割合のことで、種類としては、「柱直下率」と「壁直下率」の2種類があります。 ちなみに直下率には、目安があります。「柱直下率」は50%以上「壁直下率」は60%以上です。 この値を下回っていると、急激に事故の割合が増えます。 どんな事故が起きるのかと言いますと、2階の床の不陸事故です。※不陸事故・・・床が傾いたり、建物のバランスが崩れたりすること。地震の揺れ等により起こる場合があります。 床が水平でない部分などが発生し、生活上の不具合につながります。実際に熊本地震が起こった際に築浅物件で倒壊していた住まいのほとんどは、この直下率が低いお住まいばかりでした。 基本的に上下階が揃っていたら、1階、2階の外周部分はほとんどが重なると思います。そのため、おのずと直下率は上がっていきます。検討する時は、外周部分を取り除いた「柱」、「壁」の直下率の割合を確認することが大事です。 こういった背景から新産住拓の住まいでは、「柱」は60%以上「壁」は65%以上を上回るように設計しています。 実は、建築基準法には記されていないこの直下率。すごく大事な部分なんです。 こういったポイントはいくつもありますので、耐震面、構造面について気になることがあれば、ぜひ、担当のホームアドバイザーにお問い合わせください。 また、月に1度、構造的なご説明も実物大の構造模型を使った「お住まいづくりの勉強会イベント」を開催しています。ご興味がある方は、お問い合わせください。 KKT合志総合住宅展示場 畑崎 勇介
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2020.9.4
耐震等級3+αが標準仕様?パート2
こんにちは。KKT合志総合住宅展示場の畑崎です。 前回に引き続き、新産住拓の標準仕様、『耐震等級3+α』についてご説明させていただきます。 今からの時代「耐震等級3」は当たり前になっておりますが、新産住拓での取り組み『耐震等級3+α』とは?!今回はその第2弾です!(第1弾はこちら) 耐震等級3+αの中身が主に5つの項目に分かれております。今回は2つ目の『強くて頑丈な基礎』について、ご説明させていただきます。 『強くて頑丈な基礎』とは? まず、基礎の施工方法には2種類あります。1つ目は「ベタ基礎」という工法です。構造的には基礎の床一面と立ち上がっている部分が鉄筋をつなぎ合わせて、コンクリートで一体化した、大きな面で家の重みを支える工法です。 メリットは、耐震性に優れている湿気が建物まで上がらないシロアリ対策に効果的 デメリットは、他の施工方法に比べて、鉄筋、コンクリートの使用量が多くなるため費用が高くなる と、なります。 2つ目は「布基礎」という工法です。構造的には住宅を支える柱や土台がくる部分にのみ立ち上がった基礎をつくります。 基礎の床の部分は立ち上がった部分と鉄筋で繋がっていなく、床の部分には地面に防水シートを張り、その上にコンクリートを流し込みます。ベタ基礎が面で支えるのに比べて、布基礎は点で支える構造です。 メリットは、ベタ基礎に比べて鉄筋、コンクリートの使用量が少なくなる為、コストを抑えられる デメリットは、ベタ基礎に比べてシロアリの侵入リスクが高い面で支えてないため、耐震性に劣る ただここ25年は、ほとんどお住まいの基礎の施工方法はベタ基礎がベースになっております。新産住拓もベタ基礎が標準仕様となっているため、シロアリのご不安は軽減できると思ってください。 他にも、「ベタ基礎の中でもコンクリートの強度がいくつなのか?」「鉄筋とコンクリートの厚さはいくつなのか?」など、大事なポイントはいくつもありますので、気になることがあれば担当営業にお問い合わせください。 また、構造的なご説明も月に1度、「住まい・る考察会」というイベントにて行なっていますので、ご興味がある方は、お問い合わせください。※個別でのご案内も可能です! その他、各種イベントはこちら KKT合志総合住宅展示場 畑崎勇介
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2020.7.30
耐震等級3+αが標準仕様?
こんにちは。合志展示場の畑崎です。 今回は新産住拓の標準仕様、『耐震等級3+α』についてご説明させていただきます。 「耐震等級3は聞いたことあるけど、耐震等級3+αってなに?」「耐震等級3とどう違うの?」という疑問にお答えさせていただければと思います。 まず「耐震等級3」とは、阪神淡路大震災以降に建築基準法が改正され「2000年基準」の新耐震基準が適用されました。しかし、新耐震基準で建築されたお住まいでも2016年4月に起きました熊本地震では約40%のお住まいが被害を受けました。 そこで熊本地震の経験をした私たちは、「耐震等級3」が最低条件ということを前提に「耐震等級3+α」を標準仕様としてご提案させていただきます。 前置きが長くなりましたが、それでは「耐震等級3+α」の中身についてご案内させていただきます。 1つ目の項目【骨太構造+長ほぞ】についてです。 新産住拓の木材は、一般の木造住宅よりもひと回り大きい木材を使ってるんです! 一般の木造住宅の柱の大きさは10.5cmのサイズが多いのですが、新産住拓の柱の大きさは12cm、通し柱は15cmが標準仕様となっております。 理由としては断面積が大きい程、家の強度が増すからです!それ以外にも耐火性が優れたり、調湿効果も増します。 次に長ほぞについてです。 阪神淡路大震災や熊本地震など、直下型の地震が起こった時、柱を引き抜く力が加わります。その結果、柱と土台、柱と梁をつなぐ箇所(ほぞ)が短かいと簡単に抜けてしまいます。 その為、新産住拓の「ほぞ」は一般の木造建築よりも長くなっているのです! ほぞの長さは一般木造建築の1.5倍〜2倍の長さの12cmとなっております。 それだけではなく、角にくる柱はどうしても強度が加わりやすい為、+αで抜けにくくする為に込み栓と呼ばれる伝統建築工法を使って、抜けにくさを補填しています。 次回は2つ目の項目【強くて頑丈な基礎】についてご説明をさせていただきます。 もっと詳しく知りたいという方は是非、月に1度開催しております「住まい・る考察会」にご参加されてみてはいかがでしょうか? 合志展示場 畑崎勇介
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2020.6.30
新産住拓の“構造館”って何?
こんにちは。新産住拓 営業の畑崎です。 小さい頃から木の家が大好きで、木に囲まれた空間で仕事ができることに、すごーく有り難みを感じております。 私は現場監督として5年間経験した目線から、新産住拓の技術に関係する部分を発信できればと思っておりますので、独自の目線からいろんな新産住拓の技術について知っていっていただければと思います。 ところで皆さまは、新産住拓の本社横に構造館という施設があるのはご存知でしたでしょうか? 新産住拓の構造館は木造住宅の造りがひと目で分かる実物大の模型になっており、分かりやすくいうと・・・ 外壁、内壁を剥がして、住まいにとって重要な構造躯体がどのようになっているのか、お客様が確認しやすい施設になっております。 我々が暮らしている熊本はというと、毎年台風が来たり・・・4年前には熊本地震があったりと、全国的に見ても自然災害が多い地域となります。 人生で1番高い買物である住まいが、簡単に自然災害の影響を受けてるようでは何の意味にもなりません。 そんな家族の命を守る住まいが、どういった箇所を重点的に基準より強くしていけば、自然災害の影響を受けにくいのか?そういった秘密を見つけることができる施設となっております。 木造住宅で建築を検討していらっしゃる方がいらっしゃれば、是非、新産住拓のスタッフにお声かけいただければと思います♪毎月、住まい・る考察会というイベントでも新産住拓の技術スタッフからわかりやすくご説明をしておりますので、“初めて新産住拓のことを知るよー”という方も是非こちらのページからご確認ください! 合志展示場 畑崎勇介
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